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木造地蔵菩薩立像 附 地蔵尊縁起1巻 1躯


 新発田藩主溝口家の菩提寺・宝光寺の本堂脇壇に安置される地蔵菩薩立像は、旧地蔵堂町(現中央町3丁目)愛宕神社にあった明王院地蔵堂の旧仏で、初代新発田藩主溝口秀勝が加賀より所替となる以前から当地で尊崇されていた像であった。同寺蔵「地蔵尊縁起」(宝永2/1705)では、本像は初め明王院開基の近江国飯道寺の僧・玉林法師が當国山倉之郷(阿賀野市山倉)に庵を結んで安置していたもので、のち戦国時代に当地域を治めた佐々木因幡守重家が一宇を建立し勝軍地蔵として信仰した像であったと伝えられる。
 玉眼、髪際の形状、楕円形の頭部と現実感ある面貌、細長の体躯などから鎌倉時代13世紀半ばの作例とみられ善派の余風が認められる。県下の国・県指定地蔵菩薩像として立像は未だない。本像はその製作年代の古さに加え、等身大の規模をもつ特徴ある形姿であることや、当地域で霊験像として尊崇されてきた長い歴史を有することから、県指定有形文化財にふさわしい作例と考えられる。

指定:県
種別:有形文化財(彫刻)
時代:鎌倉時代
所有者・管理者:宗教法人法光寺
指定年月日:平成28年3月25日

所在地

新発田市諏訪町2丁目4番17号

問い合わせ先

新潟県教育庁文化行政課埋蔵文化財係
〒950-8570  新潟市中央区新光町4番地1
TEL:025-280-5620   FAX:025-280-5764