生涯学習Niigata テキスト版 第173号 令和7年4月23日 <No.173号の掲載記事> 1ページ目 巻頭言「県立生涯学習推進センター 今年度の重点」 2ページ目 県立生涯学習推進センター職員紹介、R7 生涯学習指導者研修会① 3ページ目 R7生涯学習指導者研修会、視聴覚教材・機材の貸出 4ページ目 センターからのお知らせ、4・5月の上映会、生き物まめちしき「ユスリカ」 〔1ページ目〕 <新潟県立生涯学習推進センター 今年度の重点> 「生涯学び活躍できる環境づくり」の実現に向けて 新潟県立生涯学習推進センター所長 細谷 悟  昨年度末、将来の目指すべき新潟県の姿を明らかにし、今後の県政運営の総合的・基本的な指針として、 県政の各分野のあらゆる計画やビジョンの基本となる、県の最上位の行政計画である新潟県総合計画が策定されました。  総合計画では、新潟県の目指すべき将来像の三つの柱の一つとして「県民一人一人が学び、成長し、 活躍できる新潟」を掲げています。さらに、生涯学習分野における現状と課題を踏まえ、 「生涯学び活躍できる環境づくり」の実現に向け、様々な政策を展開していくこととしています。  県では、これまでも「だれでも・いつでも・どこでも」学べ、「その成果が適切に活かされ評価される社会」の 具現化に向けて、社会教育施設における学習機会の充実などの取組を進めてきました。 当センターでも引き続き、県民の皆さんの学びの機会の充実に努めていきます。  また、急速な社会経済環境の変化や課題の複雑化を受け、県民が学んだ成果を地域課題解決等に活かすことが 期待される一方で、まだそうした活動を支える人材が足りていない状況です。 このため、学習成果を課題解決等につなげていく活動を組織し、展開できる人づくりを進めるとともに、 地域における家庭教育サポーターなど育成し、社会全体で家庭の教育力向上を支援していきます。  加えて、学校が抱える課題が複雑、多様化し、地域のコミュニティの維持・再生も急務となっています。 学校と地域をつなぎ、学校・家庭・地域が連携・協働していく体制整備も推進していきます。 当センターとしては、新潟県総合計画における「生涯学び活躍できる環境づくり」の実現に向け、 職員が一丸となって以下に掲げる事業に取り組んでまいります。  当年度も当センターの事業を積極的にご活用していただきますようお願いいたします。 【令和7年度 生涯学習推進センターの取組】 ① 生涯学習情報の収集と提供 昨年9月に利用者が使いやすいデザインや多様性に配慮したホームページへと生まれ変わった「ラ・ラ・ネット」による 生涯学習情報の積極的な発信や生涯学習の取組事例の収集・紹介を通じ市町村や生涯学習関係機関等を支援します。 また、本誌「生涯学習Niigata」やSNSなどによる情報発信・周知啓発を進めます。 ② 様々な相談への親身な対応 生涯学習コーナーの常時開放など、生涯学習ボランティアのご協力をいただきながら、生涯学習関係の様々な相談や 学習体験活動の支援を進めます。 ③ 生涯学習指導者への研修の充実 まちづくり、学校と地域との連携・協働、家庭教育など、現状の課題に対応する人材を育成するため、 オンラインを併用しながら実践的なプログラムや講師により、研修を充実します。 ④ 学習機会の提供・充実 映画や貴重な映像資料をボランティアと協働しながら映画・ビデオ鑑賞会として上映するほか、図書館・文書館・ 県内生涯学習関係団体と連携したプログラムやイベントを開催し、学びの機会を提供します。 ⑤ 生涯学習における情報活用の推進 デジタル・リテラシー研修会の開催、視聴覚機材・教材や施設の貸出等を通じ、ICTなどを活用した県民の生涯学習を 支援するデジタル人材や指導者を育成・支援するとともに、生涯学習情報を利活用する機会を提供します。 〔2ページ目・3ページ目〕 <生涯学習推進センター職員紹介> 令和7年度の職員と主な担当業務です。今年度もよろしくお願いいたします。 所長 細谷 悟(図書館・文書館館長兼任) 次長 渡辺 修司  センター業務の総括、3館連携事業、人事及び服務、事務分掌、県青少年教育施設連絡協議会 副参事(社会教育主事)大滝 健  地域学校協働活動研修会、社会教育主事講習B、業務推進会議、行事予定、県社会教育団体懇話会 副参事(社会教育主事)鈴木 昭俊  各種広報活動、視聴覚機材・教材、施設設備・機器の使用管理、調査研究、視聴覚ライブラリー 社会教育主事 榎本 尚志  ICT研修、デジタル・シティズンシップ研修会、情報機器活用・映像活用・教材制作の支援 社会教育主事 岡﨑 歩  ラ・ラ・ネット、生涯学習Niigata、生涯学習取組事例、生涯学習相談、集計・分析・報告 社会教育主事 杉山 豊和  社会教育関係職員等研修会、家庭教育研修会、親の学び支援・啓発事業 主事 竹内 伸幸(図書館兼任)  予算管理、会計検査・実施指導 <令和7年度 生涯学習指導者研修会一覧> 『社会教育関係職員等研修会』 ・ベーシックコース  6月18日(水)13:30 ~ 15:30【対面のみ】  「ファシリテーターの基本スキル」    講師:今井 麻奈美 氏(Co-Creation.Lab 代表)  7月28日(月)13:30 ~ 15:30【オンライン】 「学習プログラムの立案の基本的な視点」    講師:三瓶 千香子 氏(桜の聖母短期大学 教授) ・スキルアップコース  8月 7日(木)13:30 ~ 15:30【オンライン】 「共生社会の実現に向けて」    講師:辻 浩 氏(元 名古屋大学大学院 教授) 10月 3日(金)13:30 ~ 15:30【オンライン】 「若者の社会参画」    講師:青山 鉄兵 氏(文教大学 准教授)     事例発表:木村 祐太 様(NPO法人 doみつけ 理事長) 11月14日(金)13:30 ~ 15:30【ハイブリッド】「障がい者の生涯学習の現状と課題」    講師:引地 達也 氏(フェリス女学院大学 准教授)事例発表:上越地区手をつなぐ育成会 ・対象別コース  5月30日(金)13:30 ~ 15:30【ハイブリッド】   「社会教育委員の役割」    講師:松田 道雄 氏(尚絅学院大学 教授) 11月27日(木)13:30 ~ 15:30【オンライン】 「少子高齢社会における公民館活動」    講師:牧野 篤 氏(大正大学 教授)       事例発表:糸魚川市能生地区公民館、刈羽村「ラピカ」 『地域学校協働活動研修会』  6月 5日(木)13:30 ~ 15:30【オンライン】   「国・県内の地域学校協働活動の動向と取組」     講師:県教育庁生涯学習推進課 青少年家庭教育係   「地域と学校の連携・協働に向けた地域学校協働活動」 講師:井上 昌幸 氏(栃木県立真岡工業高等学校 校長)  7月24日(木)13:30 ~ 15:30【オンライン】   「小・中・高等学校における地域学校協働活動の実際」 実践発表:県内の地域コーディネーター(小・中・高)  9月10日(水)13:30 ~ 15:30【対面及びサテライト】   「地域学校協働活動推進員に必要なファシリテーション」講師:柳澤 利之 氏(新潟青陵大学短期大学部 教授) 10月16日(木)13:30 ~ 15:30   「地域学校協働活動の事業立案の実際」        講師:齋藤  智 氏(新潟青陵大学短期大学部 教授) 『家庭教育研修会』 ・ベーシックコース  5月13日(火)13:30 ~ 15:30【オンライン】    「新潟県における家庭教育支援の実際」講師:県福祉保健部こども家庭課 県教育庁生徒指導課・生涯学習推進課   「家庭教育支援チームの活動事例」  事例発表:燕市家庭教育支援チーム「サークルきらら」光市家庭教育支援チーム「あさらぶりん」  8月28日(木)13:30 ~ 15:30【オンライン】   「家庭教育の現状と課題」      講師:木村 直子 氏(鳴門教育大学大学院 准教授) 10月21日(火)13:30 ~ 15:30【オンライン】   「家庭における現代的な課題と対応」 講師:中島  崇 氏(聖籠町教育委員会 教育未来課 参事) ・スキルアップコース  5月22日(木)13:30 ~ 15:30【オンライン】   「家庭教育講座 事例編」       講師:渡辺 ひろみ 氏(村上ohanaネット 理事長) 土田 陽子 氏(ハートフルコミュニケーション 理事)  6月24日(火)13:30 ~ 15:30【オンライン】   「家庭教育講座 立案編」       講師:渡辺 ひろみ 氏(村上ohanaネット 理事長) 県教育庁生涯学習推進課  9月25日(火)13:30 ~ 15:30【オンライン】   「家庭における現代的な課題と対応」 講師:渡辺 ひろみ 氏(村上ohanaネット 理事長) 『デジタル・リテラシー研修会』  4月22日(火)13:30 ~ 15:30 Microsoft365 技能研修[県職員向け] *お申込みは終了しています。  4月24日(木)13:30 ~ 15:30 Zoomスキルアップ研修(初級編:基本的なZoomの使用方法) ※  5月15日(木)13:30 ~ 15:30 Zoomスキルアップ研修(ホスト編:ミーティングの方法 )※  8月26日(火)13:30 ~ 15:30 生成AIの活用研修〈画像生成編〉※  9月 2日(火)13:30 ~ 15:30 生成AIの活用研修〈音声認識AI編〉※ 12月 4日(木)13:30 ~ 15:30 サイバーセキュリティ研修  ※Zoomスキルアップ研修及び生成AIの活用研修につきましては、募集開始から間もなく予定していた定員に達してしまいました。   キャンセル待ちもお受けしている状況です。このような状況を鑑みて、別日に追加開催を行うことを検討しております。 『デジタル・シティズンシップ研修会』  6月 6日(金)13:30 ~ 16:30   「GIGAワークブックの活用」  講師:酒井 郷平 氏(常葉大学 准教授)  7月30日(水)13:30 ~ 16:30   「インターネット犯罪の現状」   講師:一戸 信哉 氏(敬和学園大学 教授) 11月21日(金)13:30 ~ 16:30   「デジタル・シティズンシップの学習プログラム」講師:大久保 真紀 氏(インタネットアドバイザー) オンラインでの研修会につきましては、団体での受講(サテライト会場として実施)も可能です。 団体での受講をご希望・ご検討の方は、各担当までお問い合わせください。 市町村や各所属の研修会の1つに位置付けていただくことも可能です。 研修会についての詳細はラ・ラ・ネットの研修ページをご覧ください。 https://www.lalanet.gr.jp/kenshukai/ <視聴覚教材・機材の貸出>  当センターでは、学校、保育園、その他社会教育団体等(県、市町村の施設以外は事前登録が必要)に対して、 無料で視聴覚教材や視聴覚機材の貸出を行っています。貸出している教材や機材は以下のとおりです。 貸出用視聴覚機材 ・プロジェクター(DVD一体型プロジェクターも有り) ・スクリーン(暗幕をお貸しすることも可) ・VHS一体化DVDプレイヤー ・16mm映写機 など 視聴覚機材数(令和7年4月1日現在) ・DVD… 1,443本 ・16mmフィルム… 645本 ・ビデオテープ(VHS)… 4,255本 貸出は原則1週間(休所日の貸出・返却は不可)、使用日の3か月前から3日前 まで予約が可能です。受付は、「ラ・ラ・ネット」の予約フォーム・メール等で、 24時間受け付けております。詳しくは以下のURLをご参照ください。 https://www.lalanet.gr.jp/kyozai-riyou/ お問い合わせは県立生涯学習推進センター(025-284-6110)まで 〔4ページ目〕 <センターからのお知らせ> 生涯学習相談コーナーにパンフレット置きませんか? センター1階の生涯学習相談コーナーは、やりたいこと、行ってみたい場所を探したり、 生涯学習の成果(作品)を発表したりするスペースです。様々なチラシやパンフレット、 ポスターなどを配架、掲示し、県民に向けて情報発信を行っています。センターでは、 施設のパンフレット、観光案内のパンフレット、各種団体の案内や参加募集チラシ、 イベントポスターなどを募集しています。当センターの来所者にPRしてみませんか? 「行ってみたい」「参加したい」という気持ちになるパンフレットやチラシを お待ちしております。観光部局や関係機関におすすめいただけますと幸いです。 <上映会のお知らせ> どなたでも無料で鑑賞することができます。事前のお申込みは不要です。お気軽にご来場ください。 〔会場〕 県立生涯学習推進センター 1階ホール(定員186名) 〔とき〕 上映開始時刻 13:30 開場時刻 13:00 ≪4月≫ 10日(木)『ポテチ』【2022年/DVD/68分】 27日(日)『映像の世紀 第11集 JAPAN ―世界が見た明治・大正・昭和―』【2000年/DVD/75分】 ≪5月≫  8日(木)『第三の男』【1949年/DVD/105分】 23日(日)『雨に唄えば』【1952年/DVD/102分】 *6月以降の上映日、上映作品につきましては、決まり次第、ラ・ラ・ネット等でお知らせします。 <生き物まめちしき> 側溝をきれいに「ユスリカ」 ユスリカは、街灯の近くなどで集団で飛ぶあの害虫です。体長1~10mm程度で蚊と似た姿ですが、人を刺したり、 血を吸ったりはしません。ただ、群れになって飛び回り、アレルゲンを持つため、まさに「不快害虫」です。 成虫は餌を食べることはできず、寿命は5日程度です。ユスリカの「群飛行動」は、交尾が目的であるため、 紫外線や白色などコントラストが強く目立ちやすい場所に集まる習性があります。 ユスリカは、蚊と同様に、成虫になるまで水中で過ごします。一度に500~2000もの卵を産み、 ほんの数日で孵化します。幼虫(赤虫)は蛹になるまで15~20日、微生物の死骸などを餌として生活します。 すなわち、泥や水のたまっている場所は、ユスリカの“繁殖拠点”。ユスリカの発生を抑えるには、 泥や水が溜まらないように用水路や側溝の掃除をすることが大切です。 大変な作業ですが、この時期のうちにきれいにすることをおすすめします。 ※参考HP:DUSKINホームページ ユスリカはどんな虫?発生原因と対策について https://www.duskin.jp/terminix/column/detail/00052/ <アクセス> 【路線バス】 新潟駅13番線乗り場から女池線S5に乗車。「野球場科学館前」で下車 徒歩約8分 【自動車】 新潟バイパス(国道8号線)桜木インターから約5分。駐車場は、鳥屋野潟公園駐車場をご利用ください。 新潟県立図書館・文書館複合施設 新潟県立生涯学習推進センター 新潟市中央区女池南3-1-2 TEL :025-284-6110 FAX:025-284-6019 Mail :nlpc@mail.lalanet.gr.jp